MT4のEAは、MT4にデフォルトで搭載されているメタエディタという機能を使って、作成・編集をすることができます。メタエディタでは、EA、インジケーター、スクリプトを作成することができ、それらはMQL4というプログラミング言語を使って書かれています。
MT4のEAやインジケーター専用の言語ではありますが、C言語のプログラミングの知識がある方であれば、比較的かんたんに習得できると言われています。
プログラミング初心者の方がいきなりゼロからEAを作成するのは難しいかもしれませんが、その場合はソースコードを活用するのがおすすめです。EAやスクリプトなどのサンプルソースコードは、インターネット上で多数公開されています。中には実際に稼働できるレベルのEAのソースコードを公開している人もいます。一度インターネットで検索してみてください。
それらのサンプルソースコードを少しずつカスタマイズすることで、プログラミングの知識が深まり、プログラミングの練習にもなります。公開されているソースコードを活用し、最終的に自分好みのEAに仕上げたり、自分の考えたロジックがどれくらい使えるかを試したりすることができます。カスタマイズしたEAはMT4に設置すれば、実際に稼働させることもできます。
昔はデコンパイルという機能を使えば、プロテクトされていないMT4のEAはかんたんにソースコードを覗くことができましたが、現在では改善がなされ、作成者が自ら公開しているソースコードでないと見ることができません。またサンプルコードはあくまでサンプルコードで、実装できるほどのエラー対策はされていないということもあります。そのため、カスタマイズしたEAをリアル口座のMT4で稼働させるときは、本当に実装できるものか十分確認したうえで稼働させてください。