MT4のEAでバックテストが動かない時に確認する項目

24時間自動でFXトレードができるMT4(メタトレーダー4)のEA(エキスパートアドバイザー)は、実運用を始める前にバックテストでパフォーマンスを確認することが大切です。当記事ではMT4のEAでバックテストがうまく動作しない時に確認する項目についてお話しします。

バックテストはMT4に標準装備されている「ストラテジーテスター」というツールを使用します。バックテストを実行するには過去の相場データであるヒストリカルデータを入手する必要があります。ローソク足などのデータですが、このデータをどこでダウンロードするかでEAのバックテストの結果が大きく変わってしまうことがあります。MT4を利用できるほとんどのFX会社がヒストリカルデータを提供していますが、各社のデータ精度にばらつきがあるため、ネット上の口コミなどを確認して比較してみてください。バックテストがうまく動作しない時は多くの場合ヒストリカルデータの作成にミスがある場合です。ヒストリカルデータの作成で少しでも失敗していると異常が発生してしまうようです。バックテストの結果の「モデリング品質」の項目が90%になっているかを確認し、90%以下になっている場合はヒストリカルデータ作成にミスがある可能性があります。

ヒストリカルデータの問題以外に確認すべき項目としては、正しいアカウントを使っているか、通貨ペアや時間足が正しいか、初期証拠金が足りない等があります。MT4のアカウントを複数持っている方は、バックテストをするEAのダウンロード時に登録したMT4のアカウントを使用する必要があります。通貨ペアや時間足はEAによっては指定されている場合があります。初期証拠金が足りない場合は「not enough money」といったエラーが出ます。

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